2008年11月28日金曜日

業界に関する愚痴?なんだろうホントに雑記?

金曜日ですね。一般的な企業だと土・日はお休みです。
商店やいくつかのサービス業は逆に稼ぎ時なので仕事だと思いますが、システム開発の仕事は担当している、参加しているプロジェクトの状況次第で休みがとびます。順調なときは普通に休めますがプロジェクトがうまくいっていない時は。。。

自分は企画系・営業系なのでSEやプログラマーの人たちのそういった苦労を自身が直接体験することはほとんど無く、申し訳なく思うことも多々あります。

大規模なシステムの開発はほとんど必ず修羅場に突入することがある、というのはやはり業界としての課題だな~と思います。

同業他社の人と話しているときに、「この業界ではこういう事がどうしても避けられないことがありますよね」なんて言って、消極的ながらも修羅場っている状況を容認してしまう光景も少なくないです。

何とかしたい、というのは同業の皆が思うことです。しかし、プロジェクトマネジメント、リスクマネジメント、QC、新しい開発手法の考察や導入など色々言われたり実行されたりしているものの、特効薬とはならず、今日もどこかでデスマーチ、という状況があるのが現実です。

自分は以前、まったくの異業種にいた経験があるので、この業界に入って最初のころは「人月」という考え方に違和感をもったものですが、しばらくすると慣れました。しかし最近、プロジェクトを狂わせる原因のひとつはこの「人月」というものではないだろうか、と考えるようになりました。

例えば同じ材料から作られた料理でも、おいしければお金に見合うと思うし、まずければ高いと思うでしょう?
でもシステムはモノの良し悪しよりも「かかった手間」(もしくはかかると思われる手間)、つまり「何人月かかるか」で最終的なシステムの価格が決まるわけですから、見積と実際のギャップが発生しやすく、それがひとつの原因となって大規模プロジェクトがうまくいかない事が多くなっているのでは?とか思うわけです。

まぁ、それだけが全ての原因だとは思えませんが、「人月」という考え方が間違いなく一役買ってるよな~と思います。

ではどうすればいいのか?
ごめんなさい、自分は答えを持っていません。
ある条件下では回避できるものだと考えていますし、自分にその条件を整えられるような時は努力しますが、自分が関与する余地は通常の開発プロジェクトではありえないので、そこではがんばりようが無いです。仮に関与する余地があっても自分の土俵で勝負するわけではないので、うまく条件を整えられるかどうかもわかりません。

なんとかいい状態で仕事ができるようにしたいと思いますが、自分が何か考え出してもうまくいくかどうか、さっぱりわかりません。悔しいことに「なんとかなるように努力する」ぐらいしか今はいいきれないんです。
自分は少年ジャンプ派では無かったはずなのになぁ~。。。



業界に詳しくない人向け参考解説:人月とは?
一人の技術者が1ヶ月でこなす作業量を指して「1人月」といいます。そして通常、見積段階では標準的な技術者を想定して何人月分の作業量になるかを推測していきますが、見積手法や見積をする人の主観差で「1人月」の想定作業量にはばらつきがでます。しかも実際のプロジェクトチームを立ち上げたとき、想定した標準的技術者レベルより低いスキルレベルの人が必ず混ざります。想定よりも高いスキルの人も混ざることはありますが、ハイスキルな人ほど人件費が上がりますから、コストの上昇を抑えるためにハイスキルな人は少なめに、想定した標準レベルよりも低いスキルレベルの人が多めに混ざりがちです。

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