2008年11月19日水曜日

不況だからこそ

不況の今、新規に起業した会社へ参加して専務という立場になったわけですが、不況だからこそ、この選択はいい選択かな?などと思っています。

ITとはいってもソフト開発・システム開発の中小企業は大手SI企業やベンダーのの下請け仕事が圧倒的に多いのです。

しかし、恐慌寸前と騒がれている昨今の経済情勢の中、大手企業といえど自社の利益確保に手一杯で下請け企業にまで十分に仕事が回りません。

ということは、中小のソフト会社に居続けても先行きは結局不透明なわけです。

となれば、自分の理想や理念を押し殺してまで会社にこだわることにはさほど意味は無いんだ、と今になって改めて実感しています。

今、自分は自分の抱く理想や理念、自分が本当にこの業界でやりたいと考えていたことに向き合う機会を得ました。

今居る会社は以前居たところより、はるかに小さくて実績も無いソフトウェア会社ですが、それでも既存の業界構造の枠にとらわれた経営ではなく、確固たる独自のビジョンをもって臨もうとしています。

その意味では、前職を辞した後、今の会社に参加したことは自分にとってようやくやってきたチャンスだと感じています。

既存のやり方だけでやっていくつもりが無い分、責任も勉強することも山のように増えましたけどね。

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