2009年12月14日月曜日

便利で不便

実家に帰ると、必ずなにかしら機器の操作や機器の不調について相談とか質問をされます。今の機器は便利・多機能でかえってわかりにくいようです。

今の機器はなんにしても便利・多機能・高機能なものが多いのですが、単一機能の機器をボタン一つで使えた時代とは違い、不慣れな人には「ややこしい」という事になるようですね。

ケータイ電話はその代表格のようで、限られたキー(ボタン)で色々な操作をするために、ひとつのキー(ボタン)に複数の役割をもたせていることが、昭和1桁生まれの母にはかなりわかりにくいようです。
自分の母は、NTTドコモの「らくらくホン」という、お年寄りなどに向けたシリーズの機種を使っているのですが、「らくらくホン」でも十数年前のケータイよりは複雑なので、苦戦しているようです。

ケータイに限らず、今の機器は「使えれば便利」なんですけどね。
ただ、人によっては「使うのが大変」ということが少なくないですよね。

他の機器でも、便利な機能がてんこ盛りなのに使いこなせなくて、それどころか時々誤操作で便利機能が作動するともとに戻すのに一苦労、なんてことも度々のようで、そのたびにSOSの電話がかかってきます。不便不便…。

どうもね、現役世代の感覚で「親切設計」とかしても、高齢者にとっては「ちっとも親切ではない」ことも多いようです。

「便利」って難しいですね。

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